Home » HSBC/香港上海銀行 » 円安で株式市場は上昇となるか?

円安で株式市場は上昇となるか?

 2022.5.10 

かつて「円安になると日経平均が上がる」という冗談をよく耳にしたが、それが「空耳」ではなく「経験則」であることを最近の事実が証明しているようだ。

(グラフ参照)ご覧のように、日本円指数と日経平均の相関は、2022年以降、プラスからマイナスに転じている。 つまり、円安になればなるほど株価が上昇しやすく、また、逆も然りとなっている。日本の株価と円指数の逆相関が強まるにつれ、4月は20年ぶりの円安となり、そして、株式市場はほぼ1カ月近く続伸となった。 では、為替レートはいつ底を打つのだろうか? 日本での買い物、留学、外貨投資を行うなら、今が安値で好機となるだろうか? 為替レートの下落は、本当に完全なる不況を意味するのだろうか?

第一に、確かに為替レートの水準は国の強さを反映する。この1年間、日本の経済不振の理由は、大きく分けて2つある。一つは、世界的な疫病の再流行による輸出の減少、ロシアとウクライナの紛争によるエネルギーや資源価格の高騰、輸入コストの増加である。もう一つは、FRB連邦準備理事会による利上げとテーパリングによる米ドル高である。これは日銀が依然として行なっている超緩和政策と相まって、円安のさらなる追い風となっている。したがって、日本円が底打ちする鍵は、金融政策の変更か、貿易収入の大幅な増加の2点にある。しかし、 いずれも短期的には達成不可能な目標である。

第二に、一般消費者や投資家にとって、日本円の為替レートはかなり長い間、円安で推移することになるだろう。このため、急いで日本円を「買い溜め」する必要はない。日本におけるインフレ期待は高まり続けており、日本円の急落は通常の慣行とはかけ離れているものの、政府や関連当局の介入に頼るだけでは、日本円の継続的な上昇を促進することは難しいだろう。株式市場では短期的にはマイナスの相関係数が続くが、「-0.2」の効果は限定的となろう。

最後に、もし円安が続く場合、それは本当に経済全体の後退を意味するのだろうか? 米国の最大の債権国である日本には、その背後に大きな利益が隠されている。円安が輸出を押し上げるのだ。ある意味、この債権はアメリカが世界に代わって日

本の製造業に提供するクレジット、ローン、さらには月々の支払いなのである。いつか将来、「メイド・イン・ジャパン」が「メイド・イン・チャイナ」の最大のライバルになったとき、この「茶番劇」の真相がわかるかもしれない。

香港IFAのテンガードのご紹介一覧IFA Hong Kong

投資顧問業を専業とする金融会社の資格を有する香港IFAテンガードをご紹介します。また、女性を含む日本人スタッフが日本語で顧客の理財目標を達成までサポートいたします。投資商品の申し込みから運用成績が芳しくないランキングの低いIFAからの移管方法などを解説します。


HSBC香港上海銀行の利用マニュアルHSBC Manual

海外で資産運用や保全を目的に、香港への海外ツアーお申込みの投資家の皆さまに、事前に香港のIFAがオフショアのHSBC香港上海銀行の口座開設書類から凍結解除方法やジョイント口座開設、HSBC投信の種類とメリット。その他税金、インターネットバンキングの登録、使い方などを無料でご提供させていただいています。


香港で海外投資マニュアルManual

海外投資家初心者に失敗しないためにも、オフショア香港の投資用語や意味を解説します。

  • 投資資産 / Investment Assets
  • 株式 / Equities
  • 金融派生商品 / Financial Derivatives
  • 不動産 / Real Estate
  • 低流動性投資 / Low Liquidity Investments
  • 投資ファンド / Investment Funds
  • 生命保険及び年金 / Life Insurance and Annuity

  • Bookmark the permalink.

    免責事項・投資のリスクに関わる表記

    HSBC.口座開設投資セミナーお積み立てシュミレーション

    メールでのお問い合わせはこちら
    香港.IFA.資料請求
    香港IFAテンガードには、日本人スタッフが常駐しております 香港IFAテンガードには、日本人スタッフが常駐しております
    ページトップへ戻る

    Twitterボタン

    Copyright(c) 2022 投資.com.hk All Rights Reserved.