アメリカ最低賃金 USD15に引き上げ!?
2015.7.31
アメリカでは昨年から今年にかけて、多くの自治体で最低賃金をUSD15に引き上げる条例が可決されている。
サンフランシスコ:
昨年の市民投票で、2018年7月までに段階的にUSD15に引き上げることが決定(現在USD12.25)。
シアトル:
従業員数500人以上の企業は2017年初までに、500人以下の企業は2021年初までに最低賃金を段階的にUSD15に引き上げる条例が昨年可決(現在USD11、500人以下はUSD10)。
ロサンゼルス:
現在のUSD9から2020年までにUSD15へと引き上げる。
ニューヨーク州:
全米で30以上の店舗を構えるファストフード店に対し、2021年までに(ニューヨーク市内は2018年まで)最低賃金をUSD15に引き上げる提案を諮問委員会が先週提出。(現在USD8.75)。
ワシントンDC:
2020年までにUSD15引き上げに関する市民投票が来年行われる予定。(現在USD10.50)。
最低賃金の引き上げにより、駐車代を無料から有料にしたり、飲食代金の値上げをする飲食店が増えている。この影響からチップが減額され、従業員の手取り金額が逆に少なくなった人もいるようだ。この条令改定が吉と出るか凶と出るか、今後の動向が気になるところだ。
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