‘NY DOW/NYダウ’
原油価格下落がその他市場に連鎖-世界の株価為替先物チャート
(INDU NYダウ工業株30種) 原油価格の下落が響き、ニューヨーク株式市場は、ロシアをはじめ新興国の通貨安加えて米ドルの反落で圧力を受け調整基調。昨日16日は大幅に続落し、優良株で構成するダウ工業株30種平均は111.97ドル安の17068ドルで終了した。ハイテク株中心のナスダック総合指数は57.33ポイント安の4547.83。ダウ、ナスダックいずれも3営業日連続の下げ。 ロシア落ち着きを取り戻しドイツ株反発 世界第三の産油国であるロシアは、原油価格暴落の影響から明らかに抜け出せず、株式市場はダメージを受けて下降トレンドが続く。昨日16日午後に入り、ロシアのルーブル相場がひとまず落ち着いたとの見方が広がり、投資家心理の改善につながり、ドイツ株式市場においてフランクフルト株式相場は大幅反発。ドイツ株式指数(DAX)の終値は前日比229.88ポイント高の9563.89となり1銘柄を除き、全銘柄が上昇となった。しかし6月20日に10050.98までつけた高値に届かず、テクニカル分析上では短期上昇トレンドの持続は難しいと予想。 2014年12月17日
金価格と日本円が全面安-世界の株価為替先物チャート
(XJY 日本円) 2014年度上半期(4〜9月)の経常収支が2兆239億円(速報値)と集計され、現在の基準で比較可能な1895年以降の上半期の黒字では最小値であると日本の財務省が11日発表した。 円安で火力発電用燃料の輸入額が増加し、貿易収支の赤字が4兆3千974億円に達し、経常黒字が1兆円近く大幅に減少した。 昨日、日本円が一時、1ドル=116円台まで下げる、7年ぶりに最も低い水準まで下落している。米国利上げ懸念と日本の衆院解散と早期の総選挙実施の予想が重なったためである。 11日ニューヨーク外国為替市場で結局前日比0.8%安の115.76円となり、一時116.10円まで下落し、2007年10月以来7年1ヶ月ぶりに最も低い水準となった。ユーロに対しても1.2%下落し、144.41円を記録している。移動平均性は下落傾向を形成しており、短期で円安が続くと予想されている。 金相場上昇の力不足 (GOLD 金価格) 一部では、金価格がオンス当たり1000ドルを下回ることもあるとの見通しが出てきている。金価格がさらに下落してオンス当たり1000ドルを下回る場合は、ファイナンシャルタイムズでの分析では金鉱会社の統廃合や金鉱の閉鎖などが問題になるだろうと伝えた。米国が量的緩和終了を受けて市場のリスク回避の心理状態が弱まるため、短期の反発は難しくなる 米国株は急反発 (INDUNYダウ工業株30種) 11日特に材料がなくとも、企業の好調を背景に高値を更新していった。S&P500指数は1.42ポイント(0.1%)の上げの2039.68、ダウ•ジョーンズ指数は1.16ポイント(0.1%未満)が上昇して1万7614.90で取引を終え記録を更新した。10月の強い下方圧力を抜け急速に下落幅を戻し、この長期上昇トレンドが続くであろう。 2014年11月12日
NYダウが17000回復-世界の株価為替先物チャート
(INDU NYダウ工業株30種) NYダウは前日比187.81ポイント(1.12%)の17,005.75となり1万7千ドル台を回復。ナスダック指数は78.36ポイント(1.75%)高の4564.29を記録した。S&P500も23.42ポイント(1.19%)上げとなり1985.05とし約1カ月ぶりに50日移動平均線を上回って引けた。NYダウ指数は大きく反発しているがデッド・キャット・バウンス(Dead Cat Bounce)となる可能性があるので注意が必要。 この日発表された米国の経済指標は市場で食い違う評価を受けたが、10月の米消費者信頼感指数が2007年10月以来の7年ぶりの高水準となり株式投資家の注目を集める一方、嫌気売りのため米国債相場は反落。米5年国債利回りは急落しており、市場のリスク意識が明らかに高まっている予兆で、株高を受けて株式に比べ安全資産とされる国債の需要は後退している。 中国の規制解除を願うFacebook (Facebook Inc フェイスブック株) フェイスブック(Facebook)CEOザッカーバーグ氏が北京の清華大学で中国語での質問に中国語で答えるに会場が沸いた。中国内のビジネスは潜在力が無限大で、SNSのグローバルな優良株化を狙う。 2014年10月29日
先週の世界同時株安を受け-世界の株価為替先物チャート
先週の大きな崩壊が見られたダウジョーンズ指数であったが、これまでの何度かの暴落はいずれもすべて急速に回復している。現地時間20日、ニューヨークのダウジョーンズ工業株平均は前日より19.26ポイント(0.12%)高の16,399.67で取引を終了。スタンダード•アンド•プアーズ500(S&P 500)は17.25ポイント(0.91%)の上昇で1904.01、ナスダック総合指数は57.64ポイントで1.35%上昇となる4316.07で終了。この日、IBMの業績の下方修正を受けて下落となったが、取引終了後に発表されるアップルの業績への好感から小幅な上昇となった。債券市場では、米国債価格が上昇した。欧州経済が米経済の足かせになるとの懸念に加え、米連邦準備理事会(FRB)が来年終盤まで利上げしない との見方が強まったことも追い風となり、先週の大暴落はオオカミ少年のストーリーのようになるのだろうか? リスク管理として分散投資 / Diversificationの重要性 先週の世界の株式市場が大崩壊後、昨日の20日、国際原油価格はOPECが減産をしていないという見通しが広がり下落となり終了となった。NYMEX、11月引き渡し分のウエスト•テキサス•原油(WTI)は、前取引日より4セント(0.05%)安の82.71ドルで取引を終えている。 金価格は3日ぶりの上昇に転じた。この日のニューヨーク商品取引所で12月物金価格は、前取引日より5.70ドル(0.5%)高のオンス当たり1244.70ドルで取引を終えておりゴールド関連ファンドは依然として弊社ポートフォリオの重要な役割を担う。 好調を継続する中国株式市場 先週の世界同時株安を受けて、今週20日の中国本土市場は上昇からのスタートとなった。主要指標の上海総合指数は、前営業日比15.54ポイント(0.66%)高の2356.73ポイントと3日ぶりに反発となっている。 2014年10月21日
香港ではなくアリババ19日NYについに上場
ニューヨーク証券取引所の上場を控えたアリババのせいで世界の金融界が騒めいています。 Taobao(タオバオ)、アリペイ(支付宝)やオンライン・ファンド商品である余額宝(ウィアーバオ)を運営しているのがアリババです。 世界中の投資家から高い成長の可能性が評価され同社の株式公開が歴代公募金額である2010年の中国農業銀行による調達額220億米ドルを塗り替える可能性がり上場後の時価総額は約1680億ドルと予想されています。 元々アリババは、ニューヨーク証券取引所ではなく、香港株式市場上場しようとする予定だったが、香港証券取引所が経営権防衛のための株式の二重上場、Dual-class shareを禁止したため、最終的に米国の株式市場に上場することになりました。 「おカネがなかたし、技術もよく知らず、さらに計画すらありませんでした」会長である馬雲(ジャック・マー)成功の秘訣だ。おカネがなかったため1円も無駄につかわず、技術に無知だったため、最高の人材を求めて、彼らの言葉に真摯に耳を傾け、計画が無かったので、すばやく変化に合わせてうまく適応するという意味である。 ジャック・マーは、貧しい家に生まれ親類にバックとなるものがいなかった。定員割れで杭州師範学院英語科に入学し、就職活動ではは30回以上も不採用となり、結局、母校の英語教師となる。その後、中国本土のインターネットの寵児となり、明日のNY上場で時代の寵児となる。
米国債利回り低下は嵐の予兆か
最近、米国債利回りの低下が続いており、10年債利回りは2.5%を割り込んでいる。米FRB(連邦準備理事会)が債券購入規模を縮小であるテーパリングを実行するなかで、米国債利回りが低下した要因として、三つの可能性が考えられる。まず第一に、米国株のピークが懸念されたことにより、資金がリスク回避として債券市場に流れた可能性。第二に、米国経済先行きの失速懸念から、利上げ予定が遅れるとの予測によるもの。そして第三に、諸外国から米国への資金流入によるものだ。 調整を少し前に終えて、ダウ指数及びスタンダード&プアーズ500指数は最近再び史上最高値を更新しており、米国株は好調を維持しているものの、米国株の高値維持は難しいと懸念している投資家の声もある。多くの投資家が米国株の上昇幅にも限りがあると見ており、加えて、アリババ上場後にやや深い調整基調に入るのではという声も有る。このため、資金が株式市場から債券市場へ流れ、まずはリスクを回避しようとする動きとなるのも当然であろう。 経済面において、米国では第1四半期の経済成長が予想を下回っており、ある分析では、その主な要因を年明けの寒波の影響によるものだとしている。第1四半期の経済指標のほか、近月の一部のデータでも予想をやや下回っており、米国経済の失速を懸念する声が上がっている。毎月第一金曜日にいつものように最新の雇用データを公表しているが、もし非農業雇用者数が増加を続け20万件を上回ることができれば、米国経済は好調な成長ペースを維持できよう。しかし、そうでなければ米国経済は失速に転ずる可能性がある。 少し前に、米ドル相場は79ポイントの重要なサポート・ラインを割り込み、その後反発。米ドルの反発によって、資金の動きが再び米ドルや、米ドル資産の買い入れに向かっている。かねてから米国債はリスクがほぼゼロとなる投資手段だと見なされているため、もし海外資金が本格的に米国へ流れ込み、米国債の購入が進めば、米国以外の国の株式市場でこの先かなり深い調整期が訪れることもありそうだ。 米国債利回りの下落と上述の可能性との関連性の有無はさておき、最近の米国債利回りの異常事態は、嵐の予兆を感じさせる。世界の株式市場でまだはっきりとした調整圧力は見られないものの、米国債利回りの低下が続いている事を踏まえれば、株式市場への投資家は引き続き警戒が必要だ。 2014年6月3日
米国株は最高値を連日更新-世界の株価為替先物チャート
(INDU NYダウ工業株30種) 市場更新:ウクライナ情勢の緊張がある程度緩和し、米国経済が徐々に回復する中、米国株は横ばいの調整期を経て12日の週に連日最高値を更新、ダウ指数は一時16,700台に。その後、株価収益率(PER)が高すぎるIT関連株や中小企業銘柄で再び投げ売りが見られ、重石となり14日の指数は反落。米国株のトレンドの良し悪しが分かれた為、市場の焦点が保守型銘柄に移っており、全体的なリスクは依然として抑制できよう。テクニカル分析で見ると、指数は16,500付近にやや大きめのサポートが見られ、上昇トレンドは変わらず、この先20日間以上維持できると予想。 (DAX ドイツDAX指数) 市場更新:ウクライナ情勢に今のところ悪化が見られず、欧州市場の焦点は再び経済面に戻って来た。最新のデータでは、ユーロ圏のインフレ率が僅かに上昇し0.7%増となっており、しばらく更なる下振れリスクは無いものの、長期的な低インフレの継続は中央銀行が真っ先に解決しなければならない問題だ。近日発表のニュースでは、ECB(欧州中央銀行)が6月にマイナス金利政策の実施による景気刺激を行う可能性が伝えられ、これを受けドイツDAX指数は前回の抵抗線を突破して9,765まで大幅上昇、史上最高値の水準に近づいた。政策による支持を受け、この先の欧州の株式市場は引き続き上昇となる可能性が高い。 (SSEC 上海総合指数) 市場更新:上海総合指数は以前より何度も2,000付近に底を探っており、いずれも主力として資金によるサポートを得られていた。先週5月9日に中国政府は最新の株式市場改革案を公表し、内容では多くの項目に中小投資家の保護や対外開放政策を含んでいたため、市場の投資意欲を刺激。上海総合価指数は2,000で底値固めに成功し、週明け12日には大幅に2%以上上昇した。しかし、方案が実施されるまではある程度の時間を要し、加えて市場はこの先の改革の効果に慎重な態度を維持しているため、指数の更なる上昇はまだ見られない。テクニカル分析では、2,100の下に抵抗線がやや強く、短期内での突破はまだ難しいと見られる。 2014年5月15日
欧州QE実施は遥か先か-世界の株価為替先物チャート
(DAXドイツ株価指数) 市場更新:ユーロ圏では昨年下半期より低インフレが問題となっていることから、市場全体が大規模な景気刺激策の打ち出しに期待を寄せている。最新データでは、4月の欧州インフレ率は0.7%と予想の0.8%より低いものの、3月の0.5%と比べるとやや上昇が見られる。ECB(欧州中央銀行)のドラギ総裁はこの先も低インフレが長期化する見通しであることを認めているが、ユーロ圏ではまだデフレリスクが見られないとし、近い将来において大規模な量的緩和政策(QE)を実施する可能性はないと表明している。先日発表された経済指標では、ユーロ圏の景況感指数及びPMI指数はいずれも予想を上回ったことから、欧州の景気回復が加速していることが明らかとなり、ドイツ株式指数はサポートを受けて穏やかに上昇、9,600ポイントの水準まで反発となった。 (INDU NYダウ工業株30種) 市場更新:上場企業の業績発表時期となり、IT関連企業の第1四半期の業績は総じて増収となり予想を上回った。しかし投資家心理は今なお冷え込みが続き、今後もIT関連銘柄の重しとなろう。米FRBのFOMC後、QE規模の縮小ペース維持を決定した上で、米国の経済情況はすでに好転し、雇用市場の改善も続く見通しであると発表。これを受けて市場の意欲が刺激され、ダウ指数は大引けで史上最高値を更新、4月の下落分を回復した。ダウ指数は20日移動平均線の強力なサポートを受け、この先も上昇余地があると予想される。 (SSEC 上海総合指数) 市場更新:IPO再開観測の影響を受け、A株は続落。上海総合指数は一度2,000の重要ポイントを下回ったものの、その後主力資金のサポートを受けて2,000ポイント以上を堅調に回復。メーデー前に指数は小幅反発、悪材料はすでに消化されたものと見られる。上海総合指数は今年に入ってから何度も2,000ポイント近くで底値を探っており、今回の調整で底値が確立されれば、連休後の投資家復帰で、市場に反発の動きが出ると予想されるものの、平均線付近ではある程度抵抗があろう。 2014年5月2日
金融界の大物の動きから見極める
春節連休明けの初日、香港株式市場はご祝儀相場といかず、資金流出に対する懸念の悪化や、米中両国の景気指標が思わしくなかったことから下落傾向を見せている主な要因だ。米国株では、ダウ指数のサポートラインが15,700ポイントとなっているが、割り込んでしまえば次のサポートラインは14,700ポイント付近となろう。つまり、米国株はこの先さらに数百ポイントの下落幅を含んでいると見られ、世界の株式市場にとって、決して好材料とは言えない。そして香港株では、ハンセン指数が去年7月11日の窓開け上昇を残しているため、今回の下落傾向が窓を閉める動きとなって21,000ポイント付近の水準まで下落する可能性もある。しかし、前回の記事で言及したように、株式市場のこのトレンドが新興国市場からの資金流出を招いているため、株式相場のテクニカル分析よりも、香港ドル及び日本円の動きを見極める方がより確実である。 ここ連日、一般投資家から「今回の資金流出の波が金融危機を誘発する可能性は?」といった質問を受けているのだが、筆者の回答としては「金融界の大物がどのようなポートフォリオを組むかを見極めましょう」に尽きる。過去20年以上に渡って新興国の財政は大いに安定してきたため、金融危機の可能性は以前ほど高くない。しかし、深刻な危機が発生するか否かは多くの場合、市場心理が決定付けるため、ひとたび市場心理が堰を切ったように悪化となれば、危機発生の可能性が高まってくる。金融界の大物は恐慌操作が上手いため、彼らが一斉にいずれかの新興国通貨の売買を始めれば、関連通貨が止め処なく下落し、投資家心理は冷え切ってしまう。そうなれば、本来売却する気の無かった一般投資家までもが、株を手放し市場を去るだろう。 皆様、サブプライムローンによる金融危機勃発の初期段階をまだ覚えているだろうか。大部分の分析結果のいずれも米国に負担能力が有るとされていたが、最終的に未曽有の金融危機が勃発してしまった。その後、欧州で今なお未解決となっている債務危機も発生している。新興国市場からの資金流出の波が強まるに従い、「パーフェクトストーム」が引き起こされる可能性は否定できないのだ。 2014年2月4日
米国株がここ17年で最大の年間上昇幅に-世界の株価為替先物チャート
(GOLD NY金先物) 市場更新:2013年にゴールドは28%下落し、12年続いたブル相場を終えた。2014年に米国は正式に量的緩和策縮小を開始、ドルは持続的な上昇傾向になると予想。加えて、世界的な経済回復への期待感が、ゴールドから株式市場への資金シフトを後押しすると見られる。2014年のゴールド相場は今後も弱いトレンドを継続するだろう。 (欧州 STOX 600指数) 市場更新:欧州市場では、ギリシャのサマラス首相が2014年に経済支援脱却の計画を発表、財政難であったギリシャが2番目に支援脱却国となる見込みとなり、好材料視されている。これを受けてユーロ圏の先行きに対する期待感が強まり、2014年の欧州市場は2013年から引き続いて好調となる見込み有り。 (INDU NYダウ平均株価指数) 市場更新:12月の米国消費者信頼感指数は78.1へ上昇し、予想を上回った。また、10月の米国20大都市の住宅価格指数では安定した上昇傾向が見られ、米国不動産市場の安定的な回復が反映されている。消費者が米国経済に対する信頼感が持続して強まっており、米国の株式市場は上昇スパイラルを維持。年間上昇率26.5%となり、ここ17年で最大の上昇幅となった。 2014年1月3日