‘Compound Interest/複利’
時間は金なり複利(ふくり)のマジック
2012-10-26
小さな利息の差が大きな違いに生じことがあります。これは複利(ふくりCompound interest)のマジックとでもいいましょうか。 これを数値化したのが「72の法則」です。 72の法則は複利体系において特定利子率を基準として、最初の現金が2倍になるまで要する時間を表してくれます。例えば、一年で10%の運用率があるとき72を10で割ると7.2となり、7.2年で元本が2倍になってくるということです。同じ利子率で単利体系の場合には、元金が2倍になるには10年にも及びますが、複利の場合に7.2年つまり、2.8年、およそ3年も早く元金が2倍になることになります。このように、複利と単利の差異は時間が長ければ、利子率が高ければ高いほどに、差が生じてきます。 つまり、100万円を一括で支払う損害保険は10年後に100万円の損、40万円で掛け捨ての損害保険は80万円の損。 これは、あくまで年率7.2%の利子率を仮定にしていますが、発展途上国の場合に年率5%以上の利息のつく預金は存在すること、海外ファンドの運用率はそれ以上となります。