IFA-TENGARD本年10月9日までの運用レビュー

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IFA-TENGARD本年10月9日までの運用レビュー

　2014.10.15　

世界景気不安、米国の量的緩和の終了、エボラ出血熱のリスクを嫌い世界同時株安の様相を呈しています。

一部の積み立て投資をされている投資家(とりわけ積立開始から2年以内の方)のなかで昨今の世界同時株安で損失を感じるのではないでしょうか。その要因のひとつとして、積み立てプランにおいて1年目のボーナスもＡ口座(初期口座)が費用支払いの対象となるからです。
ご契約者様が年5,000米ドル積立を行い、ボーナス100%付与と仮定した場合、スタート時の口座価値は1万米ドルと表示されます。管理手数料が6.5%であるとすれば、リターン率がどうあれ、一年目の管理手数料として650米ドルが引き落とされるため、結果的に管理手数料は一年目の積立総額5,000米ドルの13%に相当します。仮に一年目のファンドリターンが13%に達するこができなった場合、ファンドのラップ口座残高がはじめのときの価格と比べ一定の損失を示すということです。
しかし、今年の世界の株価指数もわずか3%増となっており、13%以上のリターンを狙うポートフォリオの構築は実に難しくなっています。ここでできることは、第一に投資家の皆様が積立でリスクを分散するためにも積み立て自体を継続いただくことで、最終的にB口座(貯蓄口座)への投資総額を初期口座よりも割合を大きくしていき、その初期口座(A口座)の管理手数料の割合をより少なくすることができます。そして第二には、まさに弊社香港IFAのテンガードのポートフォリオの構築が競争力を有しファンド価格が更に上昇することで、積立開始をした当初の管理手数料を補うことです。

投資元金とボーナス分も含めてバランスを考慮

実際のところ、ボーナスの付与後に割高な管理手数料がかかる上にパフォーマンス不振であっても、真の投資元金が損なわれてしまっていることは、ほとんどありません。多くのご契約者様が、実際のお積立額を基準にせず、スタート時のラップ口座価値と比較してしまう事が一つが損失を感じやすくしている要因と言えます。

長期投資を基本スタイルとする

下記のAファンドが1月から4月の間に価格の変動をご覧ください。

以下のテーブルでは3ドルから1ドルへ下落後、2ドルへ反転した場合のリターンを現しています。
からに一括投資を行った場合、4年後はマイナス33%に。ファンド価格が下がった際に投資を停止した場合、マイナス17%に。
ファンド価格が下がっても投資ペースを維持した場合、マイナスをカバーし、プラス17%に。

ファンド価格	1年目	2年目	3年目	4年目	総投資額	3月の最終価格$2の時点
ファンド価格	$3	$2	$1	$2	総投資額	3月の最終価格$2の時点
一括投資の場合
投資総額	$1200	$0	$0	$0	$1200	$800(-33%)
購入口数	400	0	0	0	400	$800(-33%)
ファンド価格が$1に下がった際に積立投資を停止した場合
投資総額	$300	$300	$0	$0	$600	$500(-17%)
購入口数	100	150	0	0	250	$500(-17%)
ファンド価格が下がっても積立投資を継続した場合
投資総額	$300	$300	$300	$300	$1,200	$1,400(+17%)
購入口数	100	150	300	150	700	$1,400(+17%)

上記の例からもわかるように、投資家にとって、長期的な投資の成功、そして投資額のペースの維持は必然と学び理解してきた事であります。

ポートフォリオの価値が下降することも、上記の図と全く同様で、非常に正常な事と見ることが出来ます。もし上昇するばかりで一切下落しない市場が存在するのであれば、私どもの様な投資機関は存在価値が無いのです。弊社のポートフォリオにて投資運用中の皆様におかれましては、投資運用の上がり下がりに対する柔軟性について、どうぞ少しでも多くのご理解をいただけますと幸いでございます。

2014年10月15日